今日はキーボードのお話
キーボードのキーの数はいくつあるでしょう。
答えは、皆さんご存知と思いますが、日本語は「109」ですね。
ちなみにトーキューではありません。
これって、Windows95が出る前は、「106」だったんですね。
ウィンドウズキーが2コとアプリケーションキーが1コ追加されて「109」になったわけです。
ウィンドウズキーはこんなやつ。
このキーを押すとスタートメニューが開いたり、引っ込んだりするのはよくご存知と思いますが、もっと便利な使い方がたくさんあります。
例えば、+Dを押すと、開いているウィンドウを一気に最小化、もう一度押すと元にもどります。
「」+Eならマイコンピュータを開くことができ、
「」+Fでは検索画面を開くことができます。
他にもいろいろありますが、覚えると結構便利で快適です。
ところがよくわからないのがアプリケーションキー。
こんなやつです。「」
これはマウスの右クリックと同じ働きをします。また何かのキーと組み合わせることによって、ショートカットキーの設定をすることができる。・・・とマイクロソフトは言っていますが、よくわからん。
ところでこの3つのキーの配列は英語キーボードには、キチンとした規格が決まっており、「」はスペースキーの両脇に、「」はその右隣となっています。
ところが日本語キーボードに関してはその規格が定かではありません。
今ではほとんどのメーカーが英語キーボードに準じていますが、Windows95発売当時、その位置をどこにするか誰にも決めることができず、日本中のPCメーカーや部品メーカーはお互いに様子見といった感じで、Win95発売と同時にウィンドウズキー付きのキーボードを発売したのは、日本でただ1社のみでした。
何を隠そう、その当時パソコン周辺機器の輸入・卸の会社に勤めていたボクは、アプリケーションキーをキーボードの右上のじゃまにならないあたりにすることを決め、「えいや!」でメーカーに発注してしまったのです。
それが成功か、失敗だったのか、なんともいえませんが、Windows95発売と同時に「アキバ」の町に行列を作ったマニアの人たちは、嬉々としてソフトといっしょに山と積まれたキーボードを抱えて帰っていったのでした。
メデタシ、メデタシ。
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